紀州カゴ釣り普及協会

和歌山が誇るオイヤンカゴ釣り文化を世に広め、後世に残すべく
普及活動を続けております。

ウキについて

カゴ釣りで一般的にウキに求められる機能は浮力以外に遠投性能と視認性ですが、紀州カゴ釣りで求められる機能はさらに感度と耐風(風よけ)性が必要になります。

遠投性能向上の為、飛行中の姿勢を安定させる目的で羽付の物を使用しますが、着水後の風の影響を出来るだけ少なくする為に、浮力材直径より若干大きい3枚羽が付いた物が理想です。また、水面上に出る浮力材が極力少なく視認できる羽部に浮力の無い物が感度が良い物となります。

紀州カゴ釣りではカゴが軽い分、残存浮力が少なくてもウキが波に合わせて浮き沈みする事は起こりにくいのですが、波が高い場合や潮流の具合により発生しますので、釣行の際は大きくなる方に0.5号刻みで2〜3個程度サイズの違うウキを用意することが必要です。

大きい羽を付けない分、飛行時の姿勢安定のために浮き環部に錘を仕込むベテランもいますが、グラスソリッドで浮き環位置を数センチ伸ばす事により、飛行姿勢が良く遠投のできる軽量なウキを製作する事が出来ます。

自作する際は浮力材は硬質発泡φ20を使用します。軟質材の方が小型軽量に出来ますが、曲がりや変形がたびたび発生し実釣に向かないと考えています。紀州カゴ釣りのウキはもともと浮力材のサイズが小さいので、硬質でも充分軽量(3〜5g)で耐久性のある物が出来ます。また、トップに取り付ける羽はウメズのウイングスパン25〜30mmを使用すればバランス良く仕上がり強度も充分です。

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コラム

ウキの長さはどないしてます?

食い込み性を向上させる為に細長くすれば良いのでは?と考えがちですが、あまり長くすると、遠投時のタラシ長が長くなり、振りかぶり深さが確保し難くなります。極端に長くすると持ち運びも不便ですね。

当協会では食い込み性と投げやすさ、飛行時の安定性を考慮してウキの全長は20cm前後が良いと考えています。釣行時の荷物もすっきりとまとまります。




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