紀州カゴ釣り普及協会

和歌山が誇るオイヤンカゴ釣り文化を世に広め、後世に残すべく
普及活動を続けております。

投げ方

紀州カゴ釣りでは、カゴが軽い事とハリをカゴに仕舞わない事から遠投方法がちょっとだけ特殊です。
文章で伝えることが難しいのですが、遠投時の動作を下に記します。(右利きの場合ですよ。)

1.足を前後(左足が海側、右足は陸側)に開き(肩幅プラスαぐらい)海側を向きます。
2.竿は海側に向けハリが着地しないように立てて持ちます。(リールのベールは起しといてね!)
3.上から見て時計回りに竿を振りかぶります。
(振りかぶり動作中は竿を徐々に寝かせていきますがハリスがなびくのでハリは着地しません。)
4.間髪入れずにそのまま遠投!

 

ポイントは遠投動作中にハリが着地しない事です。着地してしまうと高確率で刺し餌が外れます。
くれぐれも3→4の動作は間髪入れずに行ってください。

カゴを一旦陸側に振り回しその反動で竿を曲げて飛距離を稼ぎます。反動といってもしゃくるような動作ではありません。あくまでもなめらか、スムーズに3→4の動作を行ってください。竿の胴に荷が掛かるはずです

最初のうちは特にゆっくり振りかぶって練習してください。慣れれば両軸リールでもトラブルなく遠投できます。ナイロン絞りカゴで60〜70m、おいやんカゴを使用して80m程度投げられるようになれば、あなたも立派な紀州カゴ釣りおいやんです。

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コラム

紀州カゴ釣りの中級者になる為の技術は投げ方が全てと言っても良いと考えています。ハリは円弧を描いてUターンし遠投されるため急激な速度変化が少なく刺し餌は外れにくくなり、カゴの動きが反転する為に通常の投げ方と比較して竿は大きく撓み遠投に有利になるのです。

ハリはカゴに入れた方が良いのでは?と考える方もいるかと思います。これは実釣で試してみればすぐ分かる事ですが、外に出しておいた方がハリスが折り返していない分ハリス絡みが少なくなります。また、少しでも潮流があれば、ほぼ常に刺し餌がハリス長さ分だけカゴから離れている為、餌取りにやられる可能性も低くなると考えています。




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